6月16日（月）、本学部の授業「市民参加論」（担当：岩松義秀 客員准教授）において、JA京都中央会の今西仲雄 相談役（前城陽市副市長、元京都府農林水産部長）をお招きし、『若者に選ばれる魅力ある農業のために』をテーマにご講義いただきました。当日は、公共政策学部の1年生を中心に約60名が熱心に聴講しました。

講義では、今西相談役が長年の行政経験で培われた視点から、京都府の農業が抱える課題と今後の展望について、詳細なデータと共に解説。さらに、講義後には活発な質疑応答が行われ、学生からは食料自給率や農業従事者の育成、機械化に関する初期投資費用の確保といった内容について質問があり、学びを深める貴重な機会となりました。

また、京都府職員そして城陽市副市長としての豊富な経験談を交えながら、「どんな経験もいつか必ず役立つ。常に好奇心を持って物事に全力で臨んでほしい」と、将来、地域公共の担い手となる学生たちへ温かいエールを送られました。

公共政策学部は、これからも京都府や府内市町村とのネットワークという強みを最大限に活かし、現場の第一線で活躍する実務家から直接学ぶ機会を創出していきます。理論と実践を往還する学びを通じて、地域社会の未来を切り拓く人材の育成に、より一層力を注いでまいります。